オムロンは9月22日、同社の技術・知財本部と、AI(人工知能)やロボティクスなどの研究を行うグループ会社のオムロンサイニックエックス(OSX、東京・文京区)が、ロボティクス領域の国際会議「2023 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems」(IROS 2023)で、4件の論文が採択されたと発表した。
採択された論文はオムロンの技術・知財本部が1件、OSXは3件。技術・知財本部とOSXでは、人を中心とした人と機械が融和する未来を目指した研究を行っている。
今回、ロボットを安全に動作させるための高速計算アルゴリズム、柔軟な身体を持ち自律的に組み立て学習を行うロボット、化学実験や材料科学実験などの自動化に関するロボット技術の論文が評価された。「IROS」は、ロボット技術で世界最大規模の国際会議の1つ。2023年は2760件の投稿の中から、43.3%の論文が採択されている。
オムロンとOSXでは10月1日から10月5日まで米国デトロイトで開催される「IROS 2023」で論文の詳細を発表する。