OKI（沖電気）は11月14日、ロボットやセンサー、カメラなどのエッジ機器を遠隔から一元管理・運用・制御するアプリケーション開発ツール「ROMBOX SDK（ロムボックス エスディーケー）」を開発したと発表した。
「ROMBOX SDK」は、多種多様なロボットやエッジ機器の一括管理と遠隔制御するアプリケーションを現場の負荷を増やすことなく開発するために、プログラム、API、サンプルコードなどをパッケージ化したツール。
具体的には、現場に導入したエッジ機器とのマルチ連携、エッジデバイスのステータスの一元的なスケジューラー管理、エッジ機器からのリアルタイム情報を活用したアクションプラン管理、AI監視システムとの連携した異常検知結果に応じた最適なアクションプラン選択といった一括管理や制御を行うアプリケーションを開発できる。
同社のロボットなどの遠隔運用を実現するプラットフォーム「REMOWAY（リモウェイ）」と連携して、複数の機器を橋渡しし情報をやりとりするためのツールやプロトコルをまとめたAPI（アプリケーション・プログラミング・インターフェース）も備える。
そのため、様々な役割のサーバーが連携する分散アプリケーションの構築、アプリケーション間の連携も可能。現場業務へのロボットやエッジ機器の導入をスムーズに進め、複数業務の一元管理による効率化を実現できるという。
OKIでは、12月にアンドロイド版のプロトタイプの提供を開始する。また、共創パートナーとの運用検証を行い、2025年の商用化を目指す。
