ヤマハ発動機、クリーンルーム向け自動化作業用スカラロボット「YK-XEC」発売

クリーンルーム向け自動化作業スカラロボット「YK-XEC」

ヤマハ発動機は11月27日、スカラロボット「YK-XE」シリーズで、クリーンルーム内での自動化作業用ロボット「YK-XEC」を追加し、2024年2月1日から順次発売すると発表した。

「YK-XEC」は、「YK-XE」が強みとする、コストパフォーマンスを生かしつつ、市場需要の高いクリーン度が「ISO Class4(ISO14644-1)」を満たしたクリーンルーム用のスカラロボット。「ISO14644-1」は、1m3あたりに含まれる、粒径0.1μm以上の粒子の数が、測定粒径0.1μmで上限濃度10,000個/m3の空気清浄度となる。アーム長やZ軸ストローク、最大可搬質量などは「YK-XE」と同一性能を維持しつつ、標準サイクルタイムは0.42秒と高い動作性能を実現した。

ロボットは「YK510XEC」「YK610XEC」「YK710XEC」の3機種をラインアップした。本体の希望小売価格は142万8900円から。ヤマハ発動機では半導体やHDD(ハードディスク)などの製造工場、食品、医療機器関連工場で生産性向上と省人化での用途を見込む。