安川電機、自律性を備えたロボット「MOTOMAN NEXT」シリーズ発売

「MOTOMAN NEXT(モートマンネクスト)」シリーズ

安川電機は11月29日、ロボット自身が周りの環境に適応しながら判断する自律性を持ったロボット「MOTOMAN NEXT(モートマンネクスト)」シリーズを12月から販売すると発表した。価格はオープン。自律性を備えた産業用ロボットは業界で初という。

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自律性実現の仕組み

「MOTOMAN NEXT」は、コントローラに、周囲状況の認識、判断処理、センサーから得た周囲の位置情報を基に動作計画を立て、実行するために、ロボット本体の制御機能に加えて自律制御ユニットを搭載する新規のアーキテクチャを搭載。作業の状況を自分自身でチェックし、状況に合った方法で作業の完結を可能にして、自律性を確保した。

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マニピュレーターの機能イメージ

マニピュレーターは、コントローラからの指令に対する追従性を高めるため、自社開発した最適モータを採用。コントローラが指令した位置と実際の位置の差を最小化を実現した。

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オープンプラットフォームで顧客やパートナーは独自アプリケーションの開発が可能

また、コントローラの開発環境はオープン化し、顧客やパートナーが持つ、独自の知見や技術で、ロボットのアプリケーションを構築できるようにした。ロボットは、可搬質量が4kg、7kg、10kg、20kg、35kgの5機種をラインアップする。安川電機では、FA分野を始め、食品、物流、農業といった労働力不足が課題となっている業界での導入を見込む。