ミマキエンジニアリング、アームロボ活用したグッズ・工業製品プリント自動化システム

M2COA(エムツーコア)

産業用インクジェットプリンタなどを手掛けるミマキエンジニアリング(長野・東御市)は12月12日、アームロボットを使ったオーダーグッズや工業製品のプリント自動化システム「M2COA(エムツーコア)」を12月下旬から国内で販売すると発表した。価格は1台で税込935万円。プリンターは別売りとなる。

「M2COA」は、人と協働作業ができるように設計されたアームロボットと1台が最大3 台のプリンタと連動し、自動的にメディアを配置・印刷指示・回収するシステム。単純なメディア配置作業の自動化が可能で、プリント工程のオペレーターの作業時間を約90%削減できるという。無人運転も可能で1日あたりの生産量を約20%向上できるとしている。

システムは、専用制御ソフト「M2COA PROCESS」で作業指示するだけで、プリンター、ロボット、RIP(デジタルデータを印刷に適した形に変換する装置) が連携して動作するため、高度なソフトの知識がなくても運用できる。

システムインテグレーターなどの専門業者を必要とぜず導入と移設が可能。ミマキエンジニアリングが導入からオペレーターのトレーニング、定期点検や導入後の移設をサポートする。日本国内で年間30台の販売を見込む。