千代田化工、ロボティクスソリューション開発のセンシンロボティクスに出資

千代田化工建設は、ドローンを使ったロボティクス技術などを活用した業務ソリューション開発を行うスタートアップ、センシンロボティクス(東京・品川区)に出資すると発表した。

千代田化工は、既存株主からセンシンロボティクスの発行済み株式を取得。出資を通じて、センシンロボティクスと産業分野での業務効率化と高度化に向けた協業を加速する。今回の出資は、オープンイノベーション活動の一環で、スタートアップ投資では初案件となる。

同社は、2023年1月に運転と保全向けソリューション提供の専門部を設立。グループ会社の千代田エクスワンエンジニアリングと、プラントの運転・保全業務を支援するソリューション「plant(プラント)OS」の提供を進めている。

今回、センシンロボティクスとの協業強化で、センシンロボが持つインフラ保全領域の技術力を融合し、ロボットやドローンを使ってタイムリーにデータ収集し3Dデジタルツインプラットフォームに集約して、AI(人工知能)などで洞察を導き出すプラント向けソリューションを共同開発する。

同社では、プラント操業現場で課題となっている人手不足に対して、自社で手掛ける「plantOS」の様々なソリューションに、センシンロボティクスのノウハウを組み合わせ、自動巡回型ドローンやローバー型ロボットで取得したデータを活用し業務効率化や高度化を図るサービスの実現を目指す。