住友重機械工業は2月27日、AGV(無人搬送車)とAMR(自律移動ロボット)用ドライブソリューション「smartris(スマートリス)」で、小型・軽量のコンパクトドライバを3月1日から発売すると発表した。
インホイール構造などの採用で、幅120mm、質量0.3kgと従来製品と比べ、80%の小型・軽量化した。コンパクトでありながらノーマルドライバと同等の高性能を備えており、導入することでAGVやAMRの省スペースや低床化を図ることができるという。
高分解能サーボ制御で、高速で高精度、高応答性を実現。最高走行速度が毎秒2m、最大加速度は毎秒1mでの運転が可能。複数のサイズと減速比を準備しており、AGVやAMRの仕様に合わせて製品を選択できる。ボディには耐衝撃性に優れたサイクロ減速機の機構を採用した。
「smartris」はギヤ、サーボモータ、サーボドライバを組み合わせ、AGVとAMRの駆動用部品を1つのパッケージとして提供する製品。必要なコンポーネントがパッケージ化されているため、AGVやAMRの設計・製作を簡単に行うことができるとしている。