リックス、産業用ロボット機器開発のキックロボティクスに出資

販売商社のリックスは3月11日、産業用ロボット機器開発ベンチャーのKiQ Robotics(キックロボティクス)に出資したと発表した。金額額は非公開。

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キックロボティクスが開発する「柔軟指」

キックロボティクスは、ロボットハンドツール「柔軟指」の開発を始め、ロボットシステムの設計や導入サポートのコンサルティングなどを手掛ける。

リックスは、鉄鋼、自動車、電子・半導体の生産設備工場に機器や部品などを販売してきた知見と営業力を、キックロボティクスが持つロボット関連の技術力・知見を掛け合わせることで、産業界向け自動化ソリューションのビジネスを推進できると判断。キックロボティクスに出資を決めた。同社はキックロボティクスと「柔軟指」の共同開発でも合意している。

リックスでは今回の出資について「当社とキックロボティクスが協創することで、さらなるオリジナル品の創出の可能性を高めてくれると考えている。また、柔軟指については、実際に福岡県糟屋郡の自社工場で自社製品の製造工程で使用しており、柔軟指を使用することで、複数のワークに対して段取り替えをすることなくスムーズに把持ができ、チョコ停などのトラブルもゼロになっている。同じようなニーズを持つモノづくりの顧客は多く存在すると思うので、そういう人たちにぜひ使ってもらいたい」(安井卓・社長執行役員)とコメントしている。