シンカー、防塵機能を備えた近接覚センサー「TK-01G」開発

近接覚センサーTK-01G
近接覚センサーTK-01G

シンカー(大阪市)は7月1日、赤外線とAI(人工知能)を組み合わせたセンシング技法にによって、カメラレスでモノの位置と形を非接触で高速に把握できる防じん機能を備えた近接覚センサー「近接覚センサーTK-01G」を開発したと発表した。

「TK-01G」は、チリやホコリなどの汚れのリスクがある現場でも、ロボットの柔軟なハンドリングを可能にするセンサー。これまで導入が難しかった製造現場でも利用できるという。

具体的には、対象物を都度ごとでセンシングして対応できるため、ロボットのティーチングコストを削減できるほか、ワークが変わってもセンシングして対応できるため、ハンドの切り替えが不要で生産性の向上が図れる。

また、ビジョンセンサーだけでは難しかった、ガラス面・鏡面の取り扱いが可能。ビジョンセンサーと組み合わせることで、ワーク認識のシステムを最適化できる。加えて、粉じん、水沫(すいまつ)を伴う現場でも利用が可能で、適切にケーシングで、メンテナンスも容易に行える。