ABB、印SUVメーカーのマヒンドラがEV製造工程に塗装ロボット導入

PixelPaint
PixelPaint

スイス重電大手のABBは7月4日、塗装用ロボット「PixelPaint(ピクセルペイント)」を、インドのSUVメーカーのマヒンドラ・アンド・マヒンドラ(M&M)が、EV(電気自動車)の塗装設備に導入したと発表した。

「PixelPaint」は、1000個以上の個別に制御可能な小型ノズルを備えたプリンタヘッドを搭載した塗装用ロボット。同社の3Dビジョンシステムとシミュレーション、プログラミングソフト「RobotStudio(ロボットスタジオ)」と使用することで、ヘッドが車体にぴったりと追従し、オーバースプレーや霧状の飛散なく塗料を車体に塗布する。そのため、手間のかかるマスキング作業や複数回の塗装工程が不要となり、正確な細部の再現性を確保しながら塗装ロスをゼロにすることができるという。

マヒンドラは、インドで初めてルーフとピラーのコントラスト塗装に「PixelPaint」を使用する。同社では42台のロボットを塗装ラインに導入。2025年に運用を開始する。