FUJI、中国の東莞事務所を移転しショールーム拡充、最新鋭の自動化システム展示

事務所の竣工セレモニーの様子(左から、小柳雄嗣・FUJI第二営業部部長、浅岡鉄哉・FUJI上席執行役員、佐藤武・FUJI取締役執行役員、盛世緯・FMC董事兼総経理、黄建偉・FM 副総経理)
事務所の竣工セレモニーの様子(左から、小柳雄嗣・FUJI第二営業部部長、浅岡鉄哉・FUJI上席執行役員、佐藤武・FUJI取締役執行役員、盛世緯・FMC董事兼総経理、黄建偉・FM 副総経理)

FUJI(フジ、愛知・知立市)は10月11日、中国法人のFUJI MACHINE CHINA(FMC、フジ・マシン・チャイナ)が、中国華南地区の基幹拠点の東莞事務所を移転し、併設ショールームを拡充したと発表した。

1011fuji2 - FUJI、中国の東莞事務所を移転しショールーム拡充、最新鋭の自動化システム展示
電子部品実装ロボット「NXTR」

東莞事務所は2008年に開設。中国華南地域でフジのSMT(表面実装技術)装置のアフターサポートを担う。今回、移転で新設したショールームには、電子基板に部品を組み付ける電子部品実装ロボットの最新機種「NXTR」を使った生産フロア自動化システムを展示した。ロボットは、デモンストレーションも可能。

また、人手不足や人件費の上昇を背景に需要が年々拡大している手挿入部品の基板組み付け工程を自動化する装置も導入した。今後は、セミナーや顧客向けプライベートショーの場でも活用し、現地の営業やサービス体制の強化と、自動化提案力向上に役立てる。

フジは、営業戦略の一環で、最新鋭の自動化システムを体験できるショールームの拡充を進めている。中国での新ショールーム開設は、自動化システムの提案力強化と、人件費の高騰や人材不足、自動化で生産効率や品質向上を求める声の高まりを背景に、拡大が見込まれる中国の自動化需要に対応で実施した。同社は今後も、最新の自動化システムを体験できるショールームの拡充をグローバルに進めていく方針。

■FUJI MACHINE CHINA
所在地:PineCityHotel Room#1018 Dong’an Road8 Shanghai 200032,P.R.Chin