大成、警備ロボット「ugo TSシリーズ」の実証実験を関西国際空港の菓子店で実施

実証実験で使用した警備ロボット「ugo(ユーゴー)TSシリーズ」
実証実験で使用した警備ロボット「ugo(ユーゴー)TSシリーズ」

総合ビルサービスの大成(名古屋市)は12月24日、関西エアポートリテールサービス(大阪・泉佐野市)が運営する関西国際空港の菓子店「関西旅日記 第2ターミナル国内ロビー店」(同)で、ユーゴーの警備ロボット「ugo(ユーゴー)TSシリーズ」の実証実験を実施したと発表した。

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空港内の店舗で案内する様子

実証実験では、関西国際空港の物販店舗で利用客の案内業務を対象に、「ugo」を活用した業務効率化や省力化、顧客案内の実現可能性を検証した。具体的には、ロボットが店頭付近を巡回し、外国人客に免税案内を行った。

「ugo TSシリーズ」は、アバターロボットと完全自動化ロボットの利点を持つハイブリッドアバター警備ロボット。2本のアームと高さ調整によって遠隔でさまざまな業務を行える。アームで、エレベーターのボタンを操作しフロア移動が可能。AI(人工知能)を活用した自律走行機能で、自動巡回もできる。

大成では、巡回などの施設警備の基本業務を警備員から警備ロボットに代替することで、人手不足の解消や、効率的な警備体制の構築を図る。今後も機能向上とアップデートを行うことで、警備業務の効率化を図ると共に、人手不足解決を目指す。