
AMR(自律移動ロボット)開発のシリウスジャパン(東京・中央区)は7月16日、LIXILが名張工場(三重・名張市)のRaaS(ロボティクス・アズ・ア・サービス)契約を更新し、AMR「FlexSwift MAX(フレックスシフト・マックス)」の継続運用を決定したと発表した。
LIXILの名張工場は、作業の標準化と作業者の身体的負担軽減を目的に「FlexSwift MAX」を導入。導入後は、作業人数の効率が25%向上し、省人化を実現。また、作業者の歩数が65%削減され、移動負担が大幅に軽減されたという。
作業の習得時間も改善。従来は1人あたり5日間かかっていた研修が、現在では30分で完了するようになり、即戦力化が飛躍的に早まった。LIXILでは一連の導入効果で、作業の効率化と継続的な業務改善が進み、安定した稼働と効率維持につながっているという。

「FlexSwift MAX」は、ピッキングアシスト機能を備えたAMR。シリウスジャパンでは、ソフトウエア、AI(人工知能)と連携したソリューションで提供する。同社は、今回の契約更新を通じて、製造現場のピッキング作業の効率向上と、オペレーション全体の最適化の取り組みを加速していく考えだ。