GAロボティクス、中国ユービーテックのヒューマノイドロボット「Cruzr S2」販売開始

ヒューマノイドロボット「Cruzr S2(クルーザーエスツー)」
ヒューマノイドロボット「Cruzr S2(クルーザーエスツー)」

GAロボティクス(埼玉・川口市)は10月15日、中国ロボットメーカーのUBTECH(ユービーテック)のヒューマノイドロボット「Cruzr S2(クルーザーエスツー)」の販売を開始したと発表した。

「Cruzr S2」は、全高176cm、44自由度(DOF)のヒューマノイドロボット。RGBDカメラ、IMU、マイクアレイなどの高精度センサーを搭載し、人や物を的確に認識する。

バッテリーは30Ah+予備3Ah(ホットスワップ対応)で、約8時間の連続稼働が可能。インテルのCPU「i7」とエヌビディアのGPU「Orin」を搭載し、最大550TOPSの演算性能を持つAIプラットホームによって、複雑な動作制御や自然な音声対話に対応する。

本体には、車輪型の安定した駆動構造を採用し、長距離・長時間の移動が可能。運搬用では大容量の積載スペースを備えており、物流倉庫や製造ラインでの部品供給、医療機関での検体・薬剤搬送などに活用できる。

GAロボティクスでは、商業施設やオフィスの受付・案内業務のほか、工場や倉庫での部品搬送、病院での物資輸送や遠隔コミュニケーション支援などでの用途を想定。また、教育・研究機関ではAI・ロボティクス分野の研究での利用も見込む。