ugo(ユーゴー、東京都千代田区)は8月23日、竹中工務店と、小型業務ロボット「ugo mini」のクリーン環境での適合性と運用可能性の実証試験を実施したと発表した。
ユーゴーでは、ugo miniのクリーン環境への適合を確認することで、クリーンルームでの遠隔監視作業が可能となり、作業者の更衣機会や異物持ち込みの低減につながることを目的に行った。
具体的には、竹中技術研究所の実環境を模したバイオクリーン・バイオセーフティ実験施設で、ugo miniの発塵源の特定、リスク把握の発塵量測定と可視化、ugo miniの動作が原因の周辺気流の乱れによる異物混入リスクを把握するための気流可視化、ugo miniの動作がクリーンルームの清浄度に影響があるかを確認する清浄度測定を実施した。
その結果、試験で医薬品製造分野のクリーンルーム規格の「グレードB」相当の部屋でugo miniを動作させたところ、清浄度への大きな影響はなく、ヒトとugo miniを比較しても大差ないことが確認できたという。
ユーゴーと竹中工務店では、今回の結果を受け、今後もugo miniのクリーン環境での適合性と運用可能性についての検討を進めていくとしている。