アクサ損害保険は11月27日、闘病で入院生活を余儀なくされている子どもを支援する地域貢献プログラムで、オリィ研究所の遠隔操作型の分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を使ったリモート交流会を10月に開催したと発表した。
交流会は、福井県福井市、北海道旭川市の拠点に勤務するアクサ損害保険、アクサ生命、アクサダイレクト生命の社員が、拠点近隣の病院に入院中の4歳から16歳の子どもたち6人と分身ロボットを通じてリモートでのコミュニケーションを行った。
分身ロボットは、内蔵カメラとマイク・スピーカーを搭載しており、子どもたちは病院にいながら、自らロボットを操作して外の世界を見たり会話することができる。
交流会では、子どもたちの分身となるロボットをコンタクトセンターオフィスに招待。社員がアクサダイレクト作成のオリジナル絵本の読み聞かせや、オフィス近くのショッピングセンターに出向き、ロボットを通じて、おもちゃ、絵本、カプセルトイなどを選んでもらいながら一緒に買い物を楽しんだ。
また、アクサでは交流会に先駆け、入院中の子どもたち一人ひとりに1台ずつ3週間ロボットを貸与。子供たちは、学校の修学旅行に参加したり、家族との団らんを楽しんだりと、3週間にわたって自分の分身として自由に活用してもらった。
入院中の子どもたちは、新型コロナウイルス感染症拡大以降、感染症対策のため面会や立ち入りが限定され、外出の機会も制限されている。アクサでは、こうした状況にある子どもたちを励まし、遠隔でも周囲の人たちとの交流機会を作り闘病生活を支える想いから、2020年から分身ロボットを使って、外の世界の体験してもらうイベントを実施。今回が4回目の開催となる。