
Octa Robotics(オクタロボティクス、東京・文京区)は7月11日、知多半島総合医療センター(愛知・半田市)が、ロボットと設備の連携インターフェースサービス「LCI」を導入したと発表した。病院の採用は初という。
「LCI」は、ロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)が発行した規格に基づき、エレベーターや自動ドア、セキュリティーシステムなどの建物設備と、サービスロボットの連携を実現する通信インターフェースサービス。異なるメーカーの機器間でも連携が可能なマルチベンダー対応が特長で、国内主要エレベーターメーカーの制御盤との相互接続も可能。
知多半島総合医療センターは、サービスが将来的にさまざまなロボットが接続できる基盤となる「『発展性』と『柔軟性』」(品田正樹理事)を評価し導入を決めた。同センターではLCIを活用することで、サービスロボットが建物内を自由に移動できる環境を整備。医療現場での業務効率化やスタッフの負担軽減を図る。
オクタロボティクスでは、今後もLCIの導入を通じて、RFA規格に基づく建物設備連携を推進するとともに、施設をロボットフレンドリー化する研究開発を進め、ロボット導入を支援していく方針だ。