ワイヤレス給電機器を手がけるビー・アンド・プラス(埼玉・小川町)は4月2日、東京女子医科大学病院(東京・新宿区)が、院内搬送プロジェクトに、同社のワイヤレス充電システムが導入されたと発表した。東京女子医科大病院は、電動車いすの自動運用を支えるハードウエア技術で活用し、患者移動の負担軽減と省人化につなげる。

東京女子医科大病院の渡り廊下約150メートルで、電動車いす「WHILL CR2」をベースに自動走行による搬送を行うプロジェクトで採用された。自動走行制御は、ほかの参画企業が行い、ビー・アンド・プラスはワイヤレス充電を中心としたハードウエア開発と車体改造を担当した。

充電システムは、WHILL本体に追加バッテリーを搭載し、これを600ワットのワイヤレス充電で非接触充電する構成を採用した。追加バッテリーからインバーターを介して「WHILL」の純正充電器を使って、本体バッテリーに給電することで、既存仕様を維持しながら自動充電できるようにした。
充電ステーションには、ばね機構を採用し、左右約プラスマイナス10㎝の位置ズレを吸収することで、自動走行による停止位置のばらつきがあっても確実に充電を開始できるようにした。

運用では、渡り廊下の両端に設置したタブレットから車両を呼び出す。患者搬送後は待機位置に戻り、その後は充電ステーションに進入してワイヤレス充電を自動で始める。
東京女子医科大病院では現在、実機による現場検証を進めており、2026年4月ごろから本格運用を予定している。








