三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)は10月5日、神奈川県から受託した「令和5年度ロボット実装促進事業業務」で、県内のロボット実装促進センターが実施する導入支援で、ロボットなどの導入と効果検証に取り組む企業の募集を10月4日から開始したと発表した。
神奈川県内のロボット実装促進センターが実施する支援制度「導入実証サポート」は、、ロボット実装促進センターが支援し、既存のロボットでは希望する課題解決効果を得られない施設を対象に、ロボット企業などと協力して自らの施設の仕様や利用形態に合わせてロボットの改良・開発を行い、課題解決とロボットの実装を目指す取り組み。
MURCではロボットの実装に意欲的とするを募集し、商業施設や医療機関、介護施設など7施設を選定した。具体的には、「アリオ橋本」(相模原市、セブン&アイ・クリエイトリンク)、「横浜四季の森フォレオ」(横浜市、大和ハウスリアルティマネジメント)、「湘南鎌倉総合病院」(鎌倉市、徳洲会)、「栄聖仁会病院」(横浜市、聖仁会)、「湯本富士屋ホテル」(箱根町、富士屋ホテル)、「わかたけ富岡」(横浜市、若竹大寿会)「湘南ヘルスイノベーションパーク」(藤沢市、アイパークインスティチュート)が選ばれた。
今回、導入と効果検証で協力を希望する企業は、日本国内に住所を持ち、国内法で設立された法人、ロボットなどの導入実証の実施能力を持ち、最後まで導入実証の取組を完遂する意思がある、既に製品化されているロボットなどを活用し、選定施設の課題解決の取り組みを実施する意思があることなどが応募資格となる。
MURCでは、応募企業のメリットとして、ロボット導入を検討する潜在顧客への営業機会の獲得、改良・開発の経費支援、ロボット利活用、導入に向けた側面支援を挙げている。募集は10月31日まで受け付ける。
■募集の詳細
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0604/jisso_center/apply/index.html