スタイリングライフ・ホールディングスプラザスタイルカンパニーは10月6日、商品が自ら動いて販促活動を行う「自己推薦ロボット」の実用化に向けた販売促進の実証実験を、ライフスタイルストア「PLLAZA」の新店舗「PLAZA NEWSSTAND赤坂店」(東京・港区)で開始すると発表した。
「自己推薦ロボット」は、サイバーエージェントの研究開発組織「AI Lab」と大阪大学大学院基礎工学研究科の先端知能システム共同研究講座が開発した。これまでスーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストア、大型雑貨店などで、様々な種類の商品を対象に実証実験を実施。
その結果、来店客の立ち止まり率が2.14倍増加し、販売率が6.67倍増加した事例や、棚前の滞在時間が1.22倍、商品の手に取り率が1.81倍増加し、販売率が2.37倍に増加した事例があり、その効果と有効性が確認されているという。
今回、プラザでの実証では、自己推薦ロボットのこれまでの有効性に加え、新たな店舗形態やこれまで検証していない美容・ヘルスケアといった商品カテゴリーでも同様の推薦効果を見込めるかを検証する。スタイリングライフでは実証を通して、店舗内販促の新たな手法として、自己推薦ロボットを確立することで、実用化を目指すとしている。