三菱HCキャピタル、小売り向けロボット開発ベンチャーのミューズと資本業務提携

三菱HCキャピタル、小売店向けロボットベンチャーのミューズと資本業務提携

三菱HCキャピタルは6月11日、小売店向けロボット開発のミューズ(東京・渋谷区)と、小売業向けロボットソリューション開発で資本業務提携したと発表した。

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ミューズが開発するロボット「Armo(アルモ)」(搬送ユニット搭載時のイメージ)

両社は提携を通じて、今後、小売業向けロボットサービス事業者として、ミューズが開発する小売業向けの商品の品出しなどを行う搬送ロボット「Armo(アルモ)」の導入時のコンサルティングや、運用に必要な周辺機能やデータ提供、ロボットを導入しやすい店舗の環境整備、メンテナンスなどをパッケージ化したサブスクリプション型サービスモデルを構築し、提供する。

具体的には、ミューズがロボットを開発。三菱HCキャピタルは、ロボットサービス提供モデルの構築に必要なファイナンス機能や保守・メンテナンス、周辺機能を提供。また、同社のパートナー企業が持つ情報や技術を組み合わせた機能開発でも連携する。

ミューズは、ロボット開発のZMP出身の笠置泰孝氏が2022年4月に設立。小売業の店舗向けロボットの開発と販売を手掛ける。資本金は3億500万円。6月にはVCや銀行など11社から5.7億円の資金を調達した。

三菱HCキャピタルは、ロボティクス関連事業に注力しており、4月にロボティクス分野の新規事業開発と推進を目的に「ロボティクス事業開発部」を設置。施設管理、食品、物流でロボット事業を展開している。ミューズとの資本業務提携は、小売分野での新たな取り組みとなる。