小田急電鉄、海老名「ViNA GARDENS PERCH」でAIロボットの施設案内の実証実験

「ViNA GARDENS PERCH(ビナガーデンズパーチ)」
「ViNA GARDENS PERCH(ビナガーデンズパーチ)」

小田急電鉄は12月3日、小田急線海老名駅近接の複合施設「ViNA GARDENS PERCH(ビナガーデンズパーチ)」で、AI(人工知能)ロボット2台を使った施設案内の実証実験を12月6日に実施すると発表した。

実証実験では、AIコミュニケーションロボットと広告機能を持つ周遊型のAIロボットを配置し、顧客の案内とエリア内を移動しながら店舗情報を周知することで、生活支援ロボットの可能性を検証する。ロボットは、施設3階の入り口、館内、セントラルプロムナードに配置する。

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入り口で出迎えするAIロボット「Cruzr(クルーザー)

施設の入り口には、画面の笑顔が象徴的なAIロボット「Cruzr(クルーザー)」を配置し、会話に合わせてこだわりのポイントとともに店舗を紹介。音楽に合わせてダンスを踊るなど、顧客が買い物時間を楽しめる演出も行う。

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「もころん」のラッピングをしたAIロボット「CADEBOT(ケイドボット)」

一方、館内やセントラルプロムナードでは、小田急電鉄の子育て応援マスコット「もころん」のラッピングをした大型ディスプレー搭載のAIロボット「CADEBOT(ケイドボット)」が巡回する。

ロボットのディスプレーにはイベントや、店舗ごとの新商品情報に加え、ロボット限定のお得情報で、箱根旅行などが当たるクリスマス抽選会の参加券なども表示する。

「ViNA GARDENS PERCH」は、暮らしの心身の充足(ウェルネス)を通じて、街の中心となる「パーチ(止まり木)」を目指した施設。小田急電鉄では、1日に8万人が行き交う海老名市自由通路の利用者に向け、施設のこだわりポイントや魅力をさらに伝えたいと考え、今回の実証実験に取り組むことにした。