プリファードロボティクス、名古屋支社を開設、五反田の開発拠点も1.5倍に拡張

プリファードロボティクスの名古屋支社
プリファードロボティクスの名古屋支社

プリファードロボティクス(東京・千代田区)は5月30日、販売と顧客サポート体制の強化で、名古屋支社(名古屋市)を6月1日に開設し、ロボットの研究開発・量産体制の強化で開発・生産拠点の「五反田ラボ」(東京・品川区)を約1.5倍に増床すると発表した。

名古屋支社は、名古屋市のオープンイノベーション施設「STATION Ai」に開設する。支社では、中部地域の顧客への迅速な技術支援と販売強化を図るとともに、地域密着型のサポート体制を構築。中部圏の販売チャネルの拡大と導入前後の手厚い技術支援を通じて、顧客対応力の向上を図る。

一方、五反田ラボでは、6月初旬から従来比で約1.5倍となる増床を実施。開発スペースと生産ラインを拡充し、小型・軽量の自律搬送ロボット「カチャカプロ」など、需要の増加に対応する量産体制を整える。

さらに、現在開発中の可搬重量100kgクラスのAMR(自律移動ロボット)を始めとする新モデルの開発・試験エリアも拡大。安全検証や長時間稼働テストなど、多目的な評価を行う体制を構築する。