モスフード、広島の店舗で分身ロボット活用したリモート接客の実証実験

モスフードでは「OriHime」を原宿表参道店ですでに導入

モスフードサービスは10月19日、人手不足の対応を目的に、「モスバーガー広島十日市店」(広島・広島市)で、オリィ研究所の分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」がリモート接客を行う実証実験を10月20日~11月2日の平日に行うと発表した。

今回の実証では、月~水曜日は、モスフードサービスの特例子会社のモスシャイン(東京・品川区)で働く「チャレンジメイト」と呼ぶ障がい者、木・金曜日はオリィ研究所のハンディキャップを持つメンバーが、「OriHime」のパイロット(ロボットを分身としてリモートで会話や動作を行う人)としてリモートで接客を行う。

「モスバーガー広島十日市店」は、世界遺産でもある原爆ドームから1キロ程の、オフィスと住宅、マンションが多く建つ場所に立地。常連や近隣に勤める人が利用する。モスフードでは、リモート接客を通じて、ロボットの接客でありながら心のこもったおもてなしを提供するとしている。

同社は、時代にあった、モスバーガーらしいホスピタリティの形を追求し、人手不足を補うためにテクノロジーを活用した研究を続けている。その一環として「OriHime」を活用しており、東京の「モスバーガー原宿表参道店」で導入したほか、福岡県や北海道でも実験導入を行っている。