オリィ研究所（東京・中央区）は11月6日、難病や重度障害などで外出困難な人が分身ロボットを操作し接客をする「分身ロボットカフェDAWN ver.β（ドーンバージョンベータ）」の期間限定地域キャラバンカフェを、京都信用金庫が運営する共創施設「Question」（京都市）で12月6日～20日で実施すると発表した。
「分身ロボットカフェDAWN」は、オリィ研究所が運営する実験カフェ。重度肢体障害者や難病患者、海外在住者など外出・移動が困難な人たちが、同社の分身ロボット「OriHime（オリヒメ）」や「OriHimeD（オリヒメD）」を遠隔操作し、オーダーや配膳、顧客との会話など接客を行う。
今回のキャラバンカフェでは、神経科学領域を専門とする医薬品メーカー、米バイオジェンの日本法人のバイオジェン・ジャパンから支援を受け、地元の特別支援学校の生徒が分身ロボットカフェで働く先輩達に教わりながら、接客の仕事の就労体験も行う。
同社によると、肢体が不自由な特別支援学校高等部の卒業生は就職率は毎年5～10％としており、取り組みを通じて、障害者就労を推進したい地元企業の視察も受け入れ、京都を含む近畿エリアでの就労実績を広げていく計画。
■分身ロボットカフェDAWN ver.β in Kyoto
アクセス：京都市中京区河原町通御池下る 下丸屋町390-2（京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅1番出口）
開催期間：12月6日～20日
営業時間：平日11時～17時30分、土日祝：11時～18時30分（事前予約制）
定休日：なし
体験料：税込2000円（75分入れ替え制、食事とワンドリンク付き）
予約サイト
https://coubic.com/orylab
