小田原市、分身ロボット「OriHime」を窓口で応対で導入

市役所の窓口応対で導入した分身ロボット「OriHime」

小田原市は5月30日、神奈川県と協働し、オリィ研究所が開発した分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を、市役所の障がい福祉課の窓口応対で導入し運用を開始したと発表した。

窓口での来庁者の案内、障害福祉サービス事業者が行う庁舎内販売の販売補助、市内で開催されるイベントでの啓発活動などで使用する。同市では在宅で就労する障がい者(県の会計年度任用職員)が、OriHimeのパイロットとして窓口の業務に従事することで、新たな就労の形を発信する。業務時間は、毎週火曜日、木曜日、金曜日の午前9時30分から11時30分と正午から午後1時まで。2024年3月29日まで運用する。

「OriHime」は、カメラ、マイク、スピーカーを搭載し、インターネットを通して操作が可能なロボット。移動の制約があっても行きたい場所にロボットを置くことで、その場の風景を見たり、声や身振りでリアクションをしたり、その場にいるようなコミュニケーションができる。