キーンオンロボティクス、配膳ロボットが「シカゴ・グッドデザイン賞」受賞

「DINERBOT(ディナーボット) T9 Pro」が実際に運用されている様子

キーンオンロボティクス(東京・中央区)は2月5日、配膳・配送ロボット「DINERBOT(ディナーボット) T9 Pro」が、米国シカゴ・アテナイオン建築・デザイン博物館が主催するアワード「シカゴ・グッドデザイン賞2023」を受賞したと発表した。

「DINERBOT T9 Pro」は、ファミリーレストランなどのカジュアルな食事シーンに特化したロボット。混雑時の配送や配膳、下げ膳のサポートを行う。テーブルに到着すると、ストリップライトの点灯、音声案内、UI(ユーザーインターフェース)画面の案内で、顧客が適切なトレーから料理を取るように案内する。

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DINERBOT T9 Pro

マルチモーダルインタラクション(視覚・聴覚を含めた複数のコミュニケーション方法)機能が搭載されており、ライト・音声・テキストを組み合わせて顧客に適切な情報を伝えることが可能で、スタッフが介入せずに配送、配膳、下げ膳を行うことができる。作業を連続で実行できるため、追加操作は不要。

「シカゴ・グッドデザイン賞」は、シカゴ・アテナイオン建築・デザイン博物館が主催する歴史のあるデザイン賞。1950年に創設されて以降、世界中の革新的で先端的な産業、製品、グラフィックを評価する権威ある賞として知られている。「シカゴ・グッドデザイン賞 2023」では、過去最多の55以上の国々から1100件を超える応募があった。