センシードロボティクス、アリオ橋本で案内ロボと広告ロボの実証実験

案内ロボット「Cruzr」

ロボットソリューション開発のセンシードロボティクス(東京・港区)は3月12日、AI(人工知能)を搭載した案内ロボット「Cruzr(クルーザー)」と、大画面ディスプレイで広告も表示する配膳ロボット「CADEBOT(ケイドボット)」を使って、インフォメーションセンターのサポートを目的にした実証実験を、アリオ橋本(神奈川・相模原市)で実施したと発表した。

実証では、「Cruzr」が、1階、2階のフロア案内、イベント紹介に加え、ダンスや会話といった機能を検証した。一方、「CADEBOT」は、協力会社の広告動画を流しながら、1階フロアの走行とトレイ部分にチラシを載せPR活動を行った。実施期間は2月8日~23日。

「Cruzr」は、11.6インチのディスプレイを搭載し、会話やダンス、案内、ガイドツアー、商品紹介、遠隔通話、動画再生の機能を備えたロボット。フロア案内や、イベント紹介、ダンスをして、インフォメーション行える。サイズは1393×650×537mm、重さは46kg。

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広告も表示する配膳ロボット「CADEBOT」

「CADEBOT」は、大画面ディスプレイに動画や画像を流しながら、搭載するトレイも活用しながら、店舗や商品の広告活動ができる配膳ロボット。顔画面は独自のキャラクターデザインや音声設定もできる。

では今回、神奈川県のロボット実装促進センターが募集した「令和5年度神奈川県ロボット実装促進事業」の導入実証で採用されたことを受け、実証実験を行った。「神奈川県ロボット実装促進事業」は、神奈川県内の病院や商業施設などを対象に、人手不足などの課題を掘り起こし、ロボットの活用で業務効率化や生産性向上などの課題解決を支援する取り組み。