アルファクス・フード・システムは3月15日、銚子丸が新業態「鮨 Yasuke」の3月13日にオープンした豊洲千客万来店（東京・江東区）に、配膳AI（人工知能）ロボット「サービスショットα8号（アルファエイト）」と店舗のDX（デジタルトランスフォーメーション）化システム機器を導入したと発表した。
「鮨 Yasuke」は、日本伝統食文化の「鮨（すし）」を江戸と現代を融合させた空間で楽しめる店舗。導入した配膳AIロボットには、店の雰囲気作りに合うように歌舞伎をイメージした装飾を施した。
また、DX化店舗システム機器で、店舗システムにテーブルに設置したタブレットから顧客が注文できるテーブルオーダーシステム「テーブルショット」を採用。店舗システムはPOSシステム「FOODα4100」との連携しており、注文から料理提供、会計までの店舗オペレーションの効率化が図れるようにした。
アルファクス・フード・システムは、外食チェーン向けに、食材在庫管理を管理できる外食企業専用基幹業務システム「飲食店経営管理システム」や、勤怠集計管理システム「Timely」を主力に、ＡＳＰやクラウド型ソリューションを提供。大手外食チェーンを中心に、約1800社、累計で約2万6000店の店舗が利用している。
そのほか、手作業で行っていた食材・備品の発注を、当日の在庫などを考慮して完全に自動的に補充発注可能な「自動発注システム」も手掛けている。
同社では、今後も飲食業態に対応する配膳AIロボット「サービスショット」の販路を拡大する一方、強みとする外食業界特有のソフトウエアのノウハウを生かし、顧客の利便性向上と店舗の効率化に取り組むとしている。
