ユーゴー、大成が業務ロボットを警備利用で名古屋のブックオフに導入

「BOOKOFF SUPER BAZAAR 栄スカイル店」が警備利用で導入した業務用ロボット「ugo」
「BOOKOFF SUPER BAZAAR 栄スカイル店」が警備利用で導入した業務用ロボット「ugo」

ugo(ユーゴー)は5月27日、ビル管理の大成(名古屋市)が、同社の業務用ロボット「ugo(ユーゴー)」を、警備ロボット「ugo TSシリーズ」として「BOOKOFF SUPER BAZAAR 栄スカイル店」(名古屋市)に5月9日から正式導入したと発表した。

ブックオフでは、警備ロボット「ugo」を無人パトロールによる店内の防犯強化に活用する。具体的には、「立哨警備」と「巡回警備」の業務を行う。

「立哨警備」は、エスカレーター前で店内の監視を行うとともに、人を検知して「いらっしゃいませ」といった挨拶などの発話も実施する。発話は、機体カメラで人物を検知時、自動で時間帯に応じた内容で話しかける。遠隔操作で表情の変化や音声の相互通話機能を搭載しており、ロボットを通じた顧客とのコミュニケーションに役立てる。

「巡回警備」では、警備ロボットが店内を自動走行で巡回し警備を行う。ロボットに搭載するカメラが周囲をリアルタイムで監視し、店舗スタッフと連携して店内警備の強化と効率化を図る。

厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和6年3月分及び令和5年度分)」によると、2024年3月の警備業を含む保安職業従事者の有効求人倍率は、6.63倍。全体平均有効求人倍率1.28倍に比べ、非常に高い倍率となっている一方で、人手不足が深刻化し課題となっている。
こうした状況の中、大成では課題解決策としてアバター警備ロボットの社会実装に取り組んでおり、様々な施設でロボットの導入を進めている。今回のブックオフへのロボット導入もその一環となる。