プードゥーロボティクス、ネコ型配膳ロボット新モデル「BellaBot Pro」発表

ネコ型配膳ロボットの新モデル「BellaBot Pro」
ネコ型配膳ロボットの新モデル「BellaBot Pro」

中国ロボットメーカーのプードゥーロボティクスは7月1日、ネコ型配膳ロボットの新モデル「BellaBot Pro(ベラボットプロ)」を発表した。

「BellaBot Pro」は、18.5インチのディスプレーやAI(人工知能)、カメラ、新たな音声やあいさつなどの機能を搭載した。

ディスプレーは、メニューやクーポンなどを表示。ロボット前部に設けられたカメラは、手を振るなどの特定の客のジェスチャーを瞬時に検出が可能。トレーの上に配置された魚眼カメラとライトで、トレー上の物体の有無も検出できる。AI機能では、トレー上の料理の形状、色、輪郭などの視覚的特徴を正確に学習し、トレー上の料理を認識して音声案内で料理を紹介する。

マッピング機能は、レーザーとビジョンを使うことで、マーカー不要の簡単なマッピング設定が可能。最大30メートルまでの天井や、最大20万平方メートルのエリアまで運用できる。マッピング設定の時間も平均で75%を削減した。

また、3台のRGBDカメラや1台のレーザー光センサーに加え、新搭載の2台のフロントビューカメラで、全方位を認識することで全方向で障害物を回避できるようにしたほか、ロボットの進路を地上投影照明で照らし、接近を歩行者に警告することで、安全性を高めた。サスペンションを改良し、安定性も向上させた。

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広告媒体での利用イメージ

プードゥーでは、飲食店での配膳に加え、ロボットがディスプレーで表情を表現したり音声を流してたりできることから広告や販促用での利用も見込んでいる。