小田急箱根は8月19日、小田急エージェンシーと、訪日外国人旅行者向けに自走型ロボットを使った、外国語案内サービスの実証実験を箱根ロープウェイの早雲山駅で8月20日~26日に実施すると発表した。
実証実験は、マクニカの自走型ロボット「temi(テミ)」を使用し、早雲山駅1階コンコースで行う。ロボットは英語・日本語に対応する。
具体的には、観光客の多様なニーズに応えるため、交通案内、営業案内のほか、混雑時や運休時の応対など、状況に柔軟に対応できるコンテンツパターンと、動画、画像、音声等の表現方法を組み合わせてロボットが案内する。
小田急箱根は、案内業務をロボットに置き換えることによる駅係員の業務軽減と利用者対応の改善を確かめる。小田急エージェンシーはロボットを活用したソリューションを開発し提供。UI設計や画面デザインを制作し、質問内容などの情報収集すると共に、訪日観光旅行者のニーズの把握と機器の管理・運営の課題点を抽出する。
2社は、実証を通じて、訪日外国人旅行者に対する案内業務の効率化することによる係員の業務負荷軽減と利用者対応の強化につながるかを確かめる。また、ロボットによる案内サービスの有効性を検証し、さまざまなシーンでのロボット導入の可能性を探る方針。