京王設備サービスは9月10日、AI(人工知能)を搭載したアマノ製の小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT(ハピボット)」の運用を、京王線の飛田給駅で9月17日から開始すると発表した。
洗浄ロボットは、京王電鉄のキャタラクター「けい太くん」と飛田給駅の近隣施設「味の素スタジアム」とコラボしたラッピング仕様に仕上げた。清掃エリア内の走行経路や速度、洗浄水量やパッド圧などを事前のティーチング(作業を記憶させる)を行うことで、自動で清掃する。
エリア内に歩行者や障害物があった場合はセンサーなどで認識し、その場で停止。その後に回避ルートを再設定して清掃を続ける。複数のセンサーを搭載しており、自動走行中は周囲にいる人に向け、音声案内やウィンカーなどで注意喚起する機能で安全性の確保する。
自動走行での清掃場所は、京王線飛田給駅の改札内コンコースで、日中の時間帯で毎日1回を実施する。また、視覚障がいを持つの乗客の安全に配慮し、誘導点字ブロックと段差のある階段などは、清掃員が清掃を行う。