オリィ研究所、東京都から分身ロボット活用の障がい者の新しい働き方支援事業を受託

オリィ研究所（東京・中央区）は11月18日、東京都の「分身ロボットを活用した新たな働き方の支援事業」を受託し、都庁舎展望室などで分身ロボット「OriHime（オリヒメ）」を活用した重度障害などがある人の就労支援を10月から開始したと発表した。

事業は、東京都内に在住か、都内の施設に入所、都内の病院に入院している重度障害などがある人を対象に実施。東京都庁展望室の来庁者に、観光案内や事業の紹介、東京都主催イベントの案内といった業務を分身ロボットの遠隔操作で従事してもらう。具体的には、自宅などでスマートフォンやPCで、インターネット経由で分身ロボットを操作し、対話や案内を行う。

東京都では、障害者を含むすべての人が、最大限自分が持つ力を生かせる働き方の実現を目指し、ダイバーシティーの推進の取り組みを進めており、今回の事業では、分身ロボットを活用することで重度障害者が持つ可能性を最大限に引き出すことで、就労機会を広げる。また、「分身ロボットを活用した新たな働き方の支援事業」を紹介することで、障害者雇用への理解を深めてもらうことを目指す。