オリオンスターロボティクスは7月20日、和歌山県のテーマパーク「Adventure World(アドベンチャーワールド)」のレストランが、AI(人工知能)配送ロボット「LuckiBot Pro」を、7月13日に2台導入したと発表した。
「LuckiBot Pro」は、音声認識と自然言語処理技術を搭載しており、顧客の注文ニーズを正確に理解し、キッチンに伝えることが可能。指定されたテーブルに料理を自動的に時間通り配送する。
また、高精度なナビゲーションシステムと障害物回避センサーを搭載。レーザーレーダーやカメラなどのセンサーを使用し、周囲の環境をリアルタイムに感知し、距離と位置を正確に計算することで、誤配送や遅延を防ぐ。
さらに、インタラクティブなインターフェースも備えており、自然でスムーズな会話が可能で、質問への回答、おすすめのメニューや特別なリクエストの処理、簡単なゲーム対話が行える。加えて、顧客の注文傾向、フィードバック情報、食事の習慣などのデータも収集できる。
アドベンチャーワールドで導入いた2台のロボットは協力して食事を配達し、下げ膳、ゲストとのインタラクションを行う。オリオンスターロボティクスによると、繁忙なレストラン環境でもロボットが自律的にナビゲーションすることで、サービススタッフの負担を軽減したという。アドベンチャーワールドでは、ほかのレストランにも順次導入することを検討している。