
ユーゴーは2月13日、シンガポールのOurglass Robotics(アワーグラスロボティクス)、マレーシアのRobopreneur(ロボプレナー)と業務提携し基本合意書(MOU)を締結したと発表した。
提携は、東南アジア市場での事業拡大の一環。アワーグラスロボティクスとはシンガポール政府と民間企業向けにロボットソリューションの提供や、販売・サポート保守体制の構築、シンガポール市場でのロボット導入の促進で協業する。
一方、ロボプレナーとは、マレーシア国内での業務ロボットの販売、流通、サポート保守の強化、マレーシア市場でのロボット技術の普及、産業全体の生産性向上に取り組む。
ユーゴーでは、シンガポールは、東南アジアのビジネスハブとしての顔を持ち、先進的なテクノロジーの導入を積極的に進めている一方、少子高齢化が進む中で、労働力不足を補うための自動化需要が急速に高まっているとしている。
また、マレーシアは、安定した電力供給と災害リスクの低さから、データセンター投資が活発に行われており、今後、経済発展が見込まれ、サービスロボットを始めとする自動化技術への需要が一層高まることが予想している。
こうした背景から同社では、シンガポールとマレーシアへの進出を決め、アワーグラスロボティクス、ロボプレナーとの提携に踏み切った。今後はシンガポールとマレーシア
での事業展開を足掛かりに、東南アジア全域でのロボット事業を展開する考え。