ニューイノベーションズ（東京・江東区）は5月26日、プロントコーポレーションが運営するカフェ「和カフェTsumugi鎌倉店」（神奈川・鎌倉市）に、かき氷の全自動調理ロボット「Kakigori Maker（カキゴオリメーカー）」を導入したと発表した。
「Kakigori Maker」は、かき氷の盛り加減を画像認識によって最適化する独自システムを搭載。気温や湿度、氷の密度といった外的要因の影響を受けることなく、一定品質のかき氷の提供が可能。
かき氷機との自動連動機能を備えており、システムで氷の盛り具合をリアルタイムに制御。調理の手間とコストを大幅に削減しつつ、商品の均質化と品質安定を実現した。店舗では、氷削り中の作業待機が不要となるため、厨房（ちゅうぼう）全体のオペレーション効率も向上できる。今後はさらなる設置店舗の拡大も計画している。
「和カフェ Tsumugi」は、藍色を基調とした内装とともに、老舗茶屋「袋布向春園本店」の日本茶を提供するなど、“和”の魅力を発信する新スタイルのカフェブランド。プロントコーポレーションでは、「Kakigori Maker」導入で、品質の安定化、業務効率化、スタッフの調理トレーニング負荷軽減などを実現し、顧客満足度の向上につなげる狙い。
導入先の「和カフェ Tsumugi 鎌倉店」は、神奈川県鎌倉市の若宮大路沿いに位置する和カフェで、地元の名店の主菜や小鉢を取りそろえた限定御膳、日本茶や和スイーツなどを提供する。店舗は落ち着いた和モダンの空間を備え、全81席を設ける。
