
オクタロボティクス(東京・文京区)は7月8日、ジャパンエレベーターサービスホールディングス(JESHD)のエレベーター保守サービス向けに、エレベーターロボット連携サービス「LCI Box J」の提供を開始したと発表した。
「LCI」は、ロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)が発行した規格に基づいた、エレベーター、自動ドア、セキュリティーシステム、ロボットの種類を問わず、マルチベンダーでの連携を可能にする通信サービス。国内の主要エレベーターメーカーの制御盤と相互接続が可能で安全性の高い接続方式を採用した。
今回、提供する「LCI Box J」は、「LCI」のJESHDのエレベーター保守サービス向けに特化したサービスで、建物管理のロボット導入でハードルとなっているコスト面や仕様面での課題解決を目指すソリューションとして位置づけている。
同社は、大和ライフネクスト、JESHDと連携し、建物・施設管理で清掃業務のロボットフレンドリー化に向けたエレベーター連携システム開発事業を推進。2023年9月には、経済産業省の補助事業「令和5年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業(ロボットフレンドリーな環境構築支援事業)」に採択され、これまで30施設で連携実証を完了している。
今後は、RFA規格に沿った建物設備連携を推進するとともに、施設をさらにロボットフレンドリー化するための研究開発を行っていくとしている。