
NTTデータ四国(愛媛・松山市)はこのほど、徳島県牟岐町、大成と、自治体窓口案内業務と警備業務をロボットで代替する実証実験を、牟岐町役場で開始すると発表した。ロボットを活用した自治体業務の効率化や省力化、安全性強化の有効性を確かめる。
実証実験では、ユーゴーの業務ロボット「ugo Pro(ユーゴープロ)」を導入し、窓口案内業務と警備業務を検証する。窓口案内業務は、AI(人工知能)を活用した自然な対話で来庁者の目的に応じた窓口案内を行う。一方、警備業務では、ロボットが自律移動により庁舎内を巡回し、施錠状態の記録やAIを使った警備報告の自動生成を実施する。実証期間は9月1日から11月28日までを予定する。
NTTデータ四国では、今回の実証を通じて、人口減少や高齢化で進む人手不足に対応策と見込んでいる、AIとロボットを活用した住民サービスと行政運営のモデル構築を目指す。