湘南鎌倉総合病院、手術支援ロボット「ダビンチ5」で同種腎移植手術を実施

ダビンチ5」を使用した同種腎移植手術の様子
ダビンチ5」を使用した同種腎移植手術の様子

湘南鎌倉総合病院(神奈川・鎌倉市)は8月27日、米インテュティブサージカルの最新手術支援ロボット「ダビンチ5」を使った同種腎移植手術を実施したと発表した。同種腎移植での「ダビンチ5」の使用は国内初という。

手術は、院長補佐、泌尿器科統括部長兼腎移植・ロボット手術センター長の田邉一成医師を中心となり行った。術中の合併症はなく、手術時間、出血量ともに良好な結果を得たという。

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手術を担当したスタッフ

同院によると、同種腎移植は、慢性腎不全や末期腎不全の有効な治療法の1つだが、従来は開腹による手術が主流で、患者の身体的負担や回復までの時間が課題だった。今回、「ダビンチ5」を活用することで、より小さな切開、精密な血管吻合(ふんごう)、周囲組織へのダメージ軽減が可能になったとしている。