丸文は12月10日、テンダーハート(愛知・あま市)が、運営する住宅型有料老人ホーム「ユナイト」(名古屋市)に、AI(人工知能)コミュニケーションロボット「Kebbi Air(ケビィエア)」を導入したと発表した。
ユナイトでは、来訪者があるたびに職員が業務を中断し、来訪者を待たせないように玄関に駆けつけて受付対応を行うことが課題となっていた。中でも2階で勤務中の職員や介護ケア中の職員が応対せざるを得ないケースも多く、業務効率が低下し、現場業務の大きな負担を強いられていた。
「Kebbi Air」は、来訪案内を行う受付代替機能に加え、タッチパネルによる扱いやすさが特長のロボット。現場の要望に応じた柔軟な設定変更もできる。テンダーハートでは今回、ロボットを導入し、来訪通知と受付対応を「Kebbi Air」で自動化したことで、職員の玄関までの移動を大幅に削減した。
その結果、利用者のケアというコア業務に集中できる環境が整い、業務効率化が進んだという。施設長の岡田氏は「来訪があるたびに仕事を止めて玄関へ走り、受付対応を行っていましたが、導入後はその負担が『ほぼゼロ』になった」と話している。








