AI(人工知能)ロボット開発のEII(イーアイアイ、東京・千代田区)は1月29日、生成AIの「VLM(視覚言語モデル)」を搭載し、飲料容器の高度な自動選別を行う「生成AI活用型飲料容器高度リサイクルロボット」の一号機を、食品廃棄物のリサイクルなどを手がけるウム・ヴェルト(埼玉・加須市)から加須第3リサイクルセンター向けに受注したと発表した。
ロボットは、VLMによる認識で、ラベル付きペットボトルやスプレー缶など、従来のAIでは識別が難しかった対象を高精度に見分けることが可能。茶・無色・ミックスといったビンの色選別にも対応する。ペットボトル、飲料・スプレー缶、ビンが混在するラインでも1台で高度な振り分けができる。今後は、最適なつかみ方や、ペットボトルの内容物除去、ラベル剥がしといった動作の高度自動化を図る。

今回、導入したウム・ヴェルトは、労働力不足対策とリサイクル容器素材の選別精度向上でロボットを導入した。まずはガラスビンの色選別を目的に活用する。ロボットに定型作業を任せることで、従業員をより高度な管理工程や、これまで回収が困難だったガラスくずなどの選別工程へ配置転換し回収量の向上を図る。また、生成AIロボットを現場で運用し自動化・省人化に向けたノウハウを蓄積する。
導入は、東京都と東京都環境公社が実施する「資源循環・廃棄物処理のDX推進事業補助金」の採択を得て進める。2026年内に現場設置と試運転を開始し、2026年度内の本格稼働と引き渡しの完了を計画している。








