ユーゴー、AIロボット案内をビックカメラ池袋西口IT tower店で実証 多言語接客を省人化

ユーゴー、AIロボット案内をビックカメラ池袋西口IT tower店で実証 多言語接客を省人化

ugo(ユーゴー、東京・千代田区)は6月25日、ビックカメラと、「ビックカメラ池袋西口IT tower店」(東京・豊島区)でAI(人工知能)ロボット「ugo Pro(ユーゴー・プロ)」を活用した案内業務の実証実験を開始したと発表した。AIによる多言語の自動会話で売り場や商品を案内し、人手の届きにくいエリアの接客を省人化できるかを検証する。6月16日から9月15日まで実施する。

「ugo」は、遠隔操作とAIによる自律制御を組み合わせたハイブリッド制御型のAIロボット。オフィスビルや商業施設での巡回・監視、プラントや発電所での設備点検、駅や商業施設でのLLM(大規模言語モデル)を活用した対話型案内など、人手不足が課題となる現場での自動化・省人化に活用されている。

実証は、ビックカメラ池袋西口IT tower店4階の「住」のフロアで実施する。こども向け商品を扱う売り場で、ロボットが来店客を検知してあいさつや声掛けをし、商品の案内を自動で行う。来店動機や目的、同行者情報なども会話を通じて収集し、店舗運営や製品開発に生かす顧客インサイトの取得も試みる。

4階フロア全体の自動巡回や音声アナウンスも行う。自律走行しながら、PR・販促活動やリアルタイムの店内アナウンスを行い、販売員が常駐しにくい売り場での案内業務を補完する。運用の保守とサポートは生活関連機器メーカーの電響社(大阪市)が担う。

同社によると、小売業では人手不足が深刻化し、すべての売り場に販売員を配置することが難しくなっている。家電売り場には販売員が常駐する一方、おもちゃやエンターテインメント関連の売り場でも、家族連れやこども連れの来店客から商品場所や使い方に関する問い合わせがある。

今回の実証では、こうした接客需要にAIロボットで対応できるかを検証する。ユーゴーでは実証結果を基に、商業施設での人手不足対応とロボット活用の有効性を検証し、今後の展開につなげる。