AIデータ、ロボット企業向け知能基盤「AI Robotics Data Platform」発表

AIデータ、ロボット企業向け知能基盤「AI Robotics Data Platform」発表

企業データとAI(人工知能)の利活用を手掛けるAIデータ(東京・港区)は6月26日、ロボット産業向けの企業知能基盤「AI Robotics Data Platform(エーアイ・ロボティクス・データ・プラットフォーム)」を発表した。ロボット企業が持つ学習データ、制御ノウハウ、実験データ、技能、特許、組織知識を統合する基盤で、フィジカルAIのデータ活用を支援する。

「AI Robotics Data Platform」は、ロボット企業が持つ設計データ、制御データ、実験データ、品質データ、保全データ、顧客データ、特許データなどを統合管理する企業知能基盤。部門ごとに分散しやすい知識資産を一元化することで、ロボット開発や運用、知財活用、意思決定を支援する。

基盤は、特許検索・出願支援システム「Tokkyo.Ai(トッキョ・エーアイ)」を活用した「Robot Intelligence Platform(ロボット・インテリジェンス・プラットフォーム)」、ロボット学習データを安全に管理する「リーガルテックVDR」を活用した「Robot Data Platform(ロボット・データ・プラットフォーム)」、企業全体の知識や意思決定を支援する「AI Robotics on IDX(エーアイ・ロボティクス・オン・アイディーエックス)」で構成する。

「Robot Intelligence Platform」は、技術知識分析や特許分析、技術トレンド分析、発明発見支援などを担う。「Robot Data Platform」は、実験データ、センサーデータ、CADデータ、動作ログ、品質データ、特許関連資料などを管理する。「AI Robotics on IDX」は、AI参謀、AI PMO、AIエージェント、組織分析、意思決定支援などを提供する。

AIデータは、ロボット本体だけでなく、ロボット学習データや制御ノウハウ、組織知能が競争力になるとみている。同社は、企業知能基盤を通じて、企業内の知能の共有だけでなく、熟練者による溶接、組み立て、検査、保全などの現場技能を、モーションデータや学習データ、テンプレート、AIモデルに変換し、企業資産として蓄積することも目指す。

また、ロボット企業が学習データやAIモデル、知財ライセンス、テンプレート、SaaSなどを収益化できる「Robot IP Economy(ロボット知財経済圏)」構想も掲げる。「AI Robotics Data Platform」を、その基盤と位置付け、日本のロボット産業のデータ活用と知財活用を支援する。