NTTデータCCS、多機能サービスロボット販売代理店を開始 施設ソリューション販売も視野

ロボパスの多機能サービスロボット「RP-X100」(右)と関連ユニット
ロボパスの多機能サービスロボット「RP-X100」(右)と関連ユニット

NTTデータCCS(東京・品川区)は8月4日、サービスロボット開発のRoboPath(ロボパス、東京・港区)と販売代理店契約を締結し、同社の多機能サービスロボット「RP-X100シリーズ」の販売を7月15日から開始したと発表した。人手不足に対応し、施設内業務の効率化と省人化を支援する。

「RP-X100シリーズ」は、本体上部のユニットを交換することで、配送・清掃など複数の用途に対応可能な多機能サービスロボット。エレベーター連携に対応した自律移動機能を備えており、多層階施設での運用が可能。

NTTデータCCSは、ホテル、病院、工場、倉庫、オフィス、タワーマンションなどの多層階施設を対象に施設用途や運用形態に応じた「RP-X100シリーズ」の提案と販売を行う。導入と保守・修理は、ロボパスが対応する。

施設運営の現場では、人手不足や採用難、教育コストの増加、単純作業による従業員の負担が課題となっている。宿泊施設や医療機関、オフィスビル、工場などでは、物品搬送や清掃、案内、巡回といった業務が日常的に発生しており、省人化とサービス品質の安定化が求められている。

同社によると、少子高齢化の進展や労働力不足を背景に、施設内配送や館内搬送、清掃業務等の効率化・自動化のニーズが増えている。特にマンションやオフィスビル、ホテル、病院などの共同利用施設では、業務を担う人材の確保が課題で、ロボット活用による業務効率化の期待が高まっているという。

一方で、ロボットは機器を導入するだけでは十分な効果を発揮できず、施設環境や運用方法によって活用効果が大きく左右されるため、導入では施設特性を踏まえた検討が重要と指摘。同社は施設ごとの業務課題や運用環境に合わせたロボット導入を提案することで、こうした課題の解決につなげる。

NTTデータCCSでは、ロボットの販売を通じて、研究開発を進める「共同施設ソリューション」と親和性のある顧客層へのアプローチ強化にもつなげる考え。

「共同施設ソリューション」は、マンション、オフィスビル、商業施設、ホテル、病院などの共同利用施設を対象に、アプリケーション、IoT、AI(人工知能)、ロボティクスなどのデジタル技術を活用し、施設運営の効率化と利用者の利便性向上を図るソリューション。

具体的には、利用者向けポータルアプリを中心に、自動ドア、各種センサー、ロボットなどを連携し、施設内サービスの高度化や業務効率化を図り、施設の付加価値向上につなげる。多機能サービスロボットは、共同施設ソリューションを構成するサービスの1つとして位置付けている。

今後は、多機能サービスロボットの販売を通じて得た顧客接点や知見をもとに、施設のデジタル技術活用の提案機会を拡大する。同時に「共同施設ソリューション」との連携も進める。