ギークプラス、ヒューマノイドロボ「Gino」国内初公開 国際物流総合展で実機展示

コンテナを持ち上げ移動するヒューマノイドロボット「Gino」
コンテナを持ち上げ移動するヒューマノイドロボット「Gino」

物流ロボットなどを手掛けるギークプラス(東京・渋谷区)は8月18日、ヒューマノイドロボット「Gino(ジーノ)」を、東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2026」で日本初公開し、実機を展示すると発表した。

「Gino」は、あらかじめプログラミングされた単一動作を繰り返すロボットとは異なり、人間からの複雑な作業指示や周囲の状況を理解し、タスクを実行可能な手順に分解しながら動作するヒューマノイドロボット。人間のような思考と動作ができるという。物流現場で商品ピッキングやケース搬送など、人手に頼ってきた複雑な手作業工程の自動化を目指して開発した。

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物をつかむ様子

手と足を同時に連動させて動作する「全身協調制御」に対応。ピッキング作業で、対象物をつかむ、旋回する、移動する、到着後に腕を上げるといった動作を順番に行う場合と比べて、1タスクあたりの作業時間を約30%削減できるという。

RGBカメラ画像、深度情報、3D点群データを組み合わせることで、対象物の境界、位置、姿勢、重なり具合を高精度に認識できるようにした。そのため、スナック袋や透明包装されたパン、ぬいぐるみ、小型ゴムボールなど、多様な形状の荷物の把持や、作業コンテナ内の異物回避、対象物の位置変更へのリアルタイム追従が行える。

知能基盤には、同社が開発した統合AI(人工知能)フレームワーク「Gravity(グラビティ)」を搭載した。認知機能AI(人工知能)「AR Transformer」を使って、人間からの複雑な作業指示や周囲の状況を解釈し、複数の工程が連続する作業を具体的な実行手順に分解する。

動作生成ではAIアーキテクチャ「Diffusion Transformer」と「Gravity 4D」を採用。荷物の滑りや接触時の状態変化など、動作に伴う物理的影響を事前にシミュレーションし、安全で安定した動作パターンを生成する。実際の3D物理空間に適合した高精度な動作が可能という。

ギークプラスでは「Gino」の日本国内初公開を通じて、物流現場でのヒューマノイドロボットの新たな可能性を提案する考え。