中国サービスロボットメーカーのプードゥ・ロボティクス(深セン市)は8月18日、AI(人工知能)ネイティブパレット搬送ロボット「PUDU MP(プードゥ・エムピー)2000」を発表した。最大積載量は2000kg。倉庫、物流施設、製造現場での自律的なパレット搬送での利用を見込む。
「PUDU MP2000」は、産業現場での反復的な荷物搬送を自動化するロボット。「マルチセンサーナビゲーション」「エッジインテリジェンス」と、AI(人工知能)機能「AIネイティブインテリジェンス」を組み合わせることで、大規模な現地改修、専用リフレクター、QRコード、複雑なプラットホーム連携なしで、作業環境のマッピングやワークフロー設定を行えるようにした。
パレット搬送では、片面使用型パレットや単面型パレットなどの標準パレットのほか、カスタマイズされた非標準の搬送荷物にも対応する。「AIネイティブインテリジェンス」で保管ロケーションの空き状態、荷物位置、パレットの位置ずれなどをリアルタイムに把握できる。
荷物のサイズや形状もリアルタイムで評価し、通行の空間的余裕の判定が可能。事前定義された条件だけに依存せず、変化する現場環境に対応し、狭い空間でも高精度に走行できる。フォークハンドリングでは、20秒でフォーク差し込みを完了する。繰り返しの位置決めやピックアップの手直しを減らし、倉庫や工場での高頻度なパレット搬送が行える。
安全面では、高性能センサー「3D LiDAR」や、深度カメラ、マルチセンサーインテリジェンスを組み合わせて搭載。低い位置の障害物や頭上の障害物を検知し、静的障害物を回避する。動的障害物にもリアルタイムに対応し、人、設備、荷物が混在する環境での自律移動を可能にした。
運用面では、各ロボットがリアルタイムで独立して判断しながら、複数台でタスクの協調が可能。複数のロボット制御・管理技術の「フリート協調」を備えており、外部ネットワーク接続が利用できないオフライン環境でも安定稼働ができる。
プードゥ・ロボティクスでは、「PUDU MP2000」の投入で、これまでインフラ依存度が高かった自律パレット搬送の導入、適応、拡張を容易にすることで、産業物流の自動化を促進する考え。








