物流倉庫や工場向け自動化ソリューションを手掛けるROMS(ロムス、東京・品川区)は8月26日、1台の3次元走行ボットがケースの搬送、昇降、格納を担うケース自動倉庫「NINBUS(ニンバス)」を発表した。ボット1台・棚1連から導入可能で、通常の中・軽量棚と比べて3倍の保管量を実現した。
「NINBUS」は、棚内を上下左右に移動するボットが「運ぶ」「持ち上げる」「置く」の動作を行う自動倉庫。ボットが棚内を昇降してケースを取り出し、そのまま地上を走行して入出庫ステーションまで搬送する。複数種類の搬送設備を組み合わせず、1台のボットで一連の作業を完結できる。
システム全体は自律分散型AI(人工知能)で制御する。複数台構成では、ボットが1台故障した場合も他のボットが自律的に作業を引き継ぎ、倉庫の稼働を継続できる。
高密度保管では、棚内で最大4列、左右計8列までケースを保管する「クワトロディープ」方式を採用。最下段も保管スペースとして活用することで、限られた床面積で保管量を増やす。低天井の倉庫や変形地、狭小スペースなど、従来型の自動倉庫を設置しにくい既存施設にも設置できる。
最小構成はボット1台と棚1連で、ボットのレンタルサービスを利用すれば初期投資を抑えられる。また、事業規模の拡大に応じて棚やボットを追加できる。ロムスはハードウエアからソフトウエアまで国内で自社開発した。EC(電子商取引)・通販や3PL(サードパーティーロジスティクス)の物流拠点、多品種の部材を扱う工場内物流などでの利用を見込む。








