パナソニックコネクトは9月14日、溶接ロボットのダウンタイム(停止時間)を短縮する設備稼働改善ソリューション「iWNBクラウド」の提供を開始したと発表した。ロボットの長時間停止を自動通知し、停止状況の可視化や原因分析、トラブル対応を支援する。
「iWNBクラウド」は、オンプレミス版の統合溶接管理システム「iWNB」で培った知見を基に開発したクラウドサービス。これまでは溶接ロボットの稼働データや可視化情報を顧客の現場でしか確認できなかったが、クラウド化することで、顧客、サービス事業者、パナソニックコネクトが必要に応じて設備の稼働状況やエラー発生状況を共有できるようにした。
ユーザーが設定した時間を超えてロボットが停止した場合、停止したロボット名、エラー内容、発生日時などをメールで通知する。利用者は、メール内のリンクからトラブルシューティング画面にアクセスし、想定される原因や対処方法を確認できる。
ダウンタイムの状況を知らせるサマリーメールとエラートレンド分析機能も搭載する。ロボットごとの停止時間やエラー発生状況を可視化し、発生日、プログラム、教示点単位で分析できる。パナソニックによると、顧客によるトライアルでは、発生頻度の高いエラーを特定して対策した結果、そのエラーによる停止時間を約37%削減したという。
ロボットの設定情報は、自動バックアップ機能で定期的に保存する。遠隔地から設定情報や教示プログラムを確認でき、溶接機器メーカーとして蓄積した知見と組み合わせて原因究明や再発防止を支援する。
ブラウザーを通じて工場外から設備状況の確認もできる。サーバーの管理やソフトウエアの更新作業は不要。顧客やサービス事業者、パナソニックコネクトが同じ情報を共有することで、トラブル発生時の状況把握や復旧対応を効率化する。
価格はオープン。契約期間は6カ月未満の短期、6カ月、1年、2年から選べる。今後は、設備保全や運用改善を支援する機能を順次拡充し、溶接工程のデジタル化とスマートファクトリーの実現につなげる。








