建物管理の大和ライフネクスト(東京・港区)は9月16日、統括管理を担う大型複合ビル「淀屋橋ゲートタワー」(大阪市)に清掃ロボット5台を導入したと発表した。エレベーターや防火戸と連携し、複数フロアの共用廊下を自律清掃する。対象エリアの清掃業務にかかる人的作業負荷の約6割削減を見込む。

ロボットは、3~27階のオフィスフロアの共用廊下を対象に清掃を行う。主に利用者の少ない夜間に稼働し、クラウド通信でエレベーターと連携する。人の手を介さずフロア間を移動し、広い範囲を清掃する。

セキュリティーや防火上の理由から常時閉鎖している防火戸は、ロボットの接近に応じて自動開閉する。また、バックヤードと清掃エリアを自律的に行き来できるようにした。保管や充電、日常のメンテナンスはバックヤードで行う。建物の美観や利用者の動線にも配慮した。
システムには、オクタロボティクス(東京・文京区)のロボット連携プラットホームと、アイウイズロボティクス(東京・品川区)の清掃ロボットを採用した。大和ライフネクストが建物管理の運営設計と統括を行う。

淀屋橋ゲートタワーは延べ床面積約13万平方メートルの複合ビルで、オフィスと商業施設で構成する。
大和ライフネクストによると、大型複合ビルでは、エレベーターや防火戸がロボットの移動を妨げ、人による補助が必要になる場合があるという。同社は建物の計画段階からロボットの活用を見据え、配置場所や利用するエレベーター、運用方法などを検討してきた。今後は同ビルでの運用を通じて、建物設備とロボットが連携する管理手法を改善する。








